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EarKana Story

EarKanaの原点

EarKanaは、語学サービスを作ろうとして始まったものではありません。海外出張の現場で、 「明日は、自分の口で伝えたい」と思った一言から生まれました。

EarKanaが必要とされる背景

EarKanaが目指しているのは、外国語を流暢に話せる人だけを増やすことではありません。 海外旅行や海外出張などの現場で、必要な一言を、自分の声で伝えられるようにすることです。

約1,473万人

2025年の日本人出国者数。2024年から13.3%増加。

約10.7%

英会話で日常会話以上ができる人の割合。

43.0%

海外で困ったことに「言葉」を挙げた割合。

海外で困ることは、言葉そのものだけとは限りません。道順が分からないとき、 支払い方法を確認したいとき、相手の説明をもう一度聞きたいとき。 そうした場面の中には、「聞きたい一言を伝えられない」「相手の説明を確認できない」 という言葉の壁と深く関係しているものがあります。

もちろん、すべての困りごとが言葉だけで解決するわけではありません。 それでも、必要な一言を自分の声で伝えられるだけで、解決に近づける場面は多くあります。

EarKanaは、困ったときに、必要な一言を、自分の声で相手へ届けることを支援するサービスです。

ベトナムの建物のエントランスを思わせる静かな入口
始まりは、ベトナムのオフィスへ向かう入口でした。

7階に行きたい。
それだけを伝えたかった。

ベトナムの取引先オフィスは7階にありました。建物へ入ると、エレベーターは自由に操作できません。 警備員さんへ行き先を伝え、カードキーでエレベーターを動かしてもらう必要がありました。

初日は、Google翻訳で表示したベトナム語を見せました。目的地へ行くことはできました。 でも、その場を離れたあとに残ったのは、便利だったという感覚だけではありませんでした。

「明日は自分の声で話したい」

発音だけを何度も聞いた。

その夜、ホテルに戻ってから、伝えたい一文を何度も聞きました。 文法を勉強したわけではありません。単語を分解したわけでもありません。

ただ、耳に入ってくる音を追いかけました。日本人の耳にどう聞こえるか。 自分が明日、口に出せる形にするならどう書けばいいか。それをカタカナでメモしました。

Tôi muốn lên tầng bảy.

トイ ムオン レン タン バイ

翌日、メモだけを見て話してみた。

翌日、同じ入口で警備員さんに向かって、そのカタカナのメモを読みました。 完璧な発音だったかどうかは分かりません。ベトナム語として美しかったかも分かりません。

けれど、意味は伝わりました。警備員さんは行き先を理解し、エレベーターを操作してくれました。

自分の言葉で、
声で、伝わった。

その小さな成功体験が、EarKanaの考え方になりました。

警備員と少し笑顔で会話している様子

EarKanaは、発音の点数ではなく
成功体験を見ている。

この体験から分かったのは、外国語を流暢に話せなくても、必要な一言なら届けられるということでした。 大切なのは、辞書的に正しいカタカナではなく、実際に聞こえた音を、自分が話せる形で残すことです。

EarKanaは、外国語を完璧にするためのものではありません。困ったときに、あと一歩だけ前へ出て、 自分の声で伝えるための道具です。

翻訳を見せるだけで終わらせない。

聞いて、読んで、声に出す。

そして、相手に伝わる。

伝われば、うれしい。